フランス料理 in 津屋崎
石畳のゆるやかな坂を登っていくと、町屋の家々が並ぶ一角にChez Oomae(シェ・オオマエ)があります。オーナーシェフの名刺には、「お箸で食べる創作フレンチ料理店」と明記されています。店の中は古民家を改装し、テーブル席が1階に20席ほど、2階にはお座敷も用意されています。
オーナーシェフの大前富士夫さんは、大阪で料理の修業を積み、ハイアットホテル料理長も務めたフランス料理のシェフです。62才で定年退職して、今の店を始めたのがちょうど1年前。場所は福津市が古民家で店を始めないかと募集があり、福津市宮司生まれのシェフが、津屋崎を盛り上げたいと料理の腕を貸すことになります。調理場をシェフが取り仕切り、奥さんが料理を運ばれ、夫婦協力してお店を営んでいます。
「安くて・美味しくて・ボリュームがある」というお店のコンセプトのもと、季節の魚を使った料理を提供し、1月20日からは、鐘崎天然ふくフェアが開催され、海の幸の恵みを楽しめます。
1年間のお客さん数は総勢7000人を超え、津屋崎千軒に足を運んでもらう拠点となっています。お客さんの中には、101才のおじいちゃんが来店された事もあり、その時シェフはのどを詰まらせるのではないかとドキドキされたとのことです。素材を活かした料理が多くの年代の方に喜ばれる理由となっています。
お店の一角には塩細工でできたコックさんの像やトロフィーの数々が並んでいます。料理のワールドカップで金メダルを受賞されたこともあり、トロフィーや賞状の並べ方もシェフのこだわりでオシャレに並んでいます。
地域に密着した料理店として、2月にはバレンタインデーに合わせた大前シェフの料理教室も開催され、本格的なブイヤベースの作り方がこんなに近くで習うことができることに驚きです。
観光で来られたお客さんが、津屋崎千軒民芸館「藍の家」から食事処としてお店を紹介されたり、近所のカフェにはしごしたりと町ぐるみで歩いて行ける距離にお店が点在しています。ゆっくり津屋崎をまわり、フランス料理も楽しめる、津屋崎のここにしかない魅力があります。
(取材:原)
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