中村 洋基さん一家
生活も仕事も遊びもいっぺんに
2010年7月、東京から福津市津屋崎に引っ越してきた中村さん一家。とんとん拍子で決まった移住先、そして津屋崎で暮らしながら感じていることを聞きました。

右から主人の洋基さん、海渡くん、佳子さん
移住はとんとん拍子に
「今、東京に家族で住んでいるんですが移住先を探しています」
2010年5月、中村さん一家は、新しい暮らしの場を探していました。条件は、奥さんの佳子さんの実家福岡に近いこと。そして、海が近くにあること。
イメージとして持っていたのは、佳子さんの妹さんが暮らす宗像市のようなまち。海もあり山もある豊かな自然環境をとても気に入っていました。そんな折、インターネットで宗像市の隣福津市で活動している津屋崎ブランチのホームページをみつけ、さっそくコンタクトをとり、そこで津屋崎千軒にある不動産屋さんを通して紹介された家を見て一目で気に入り、2010年7月、その家に引っ越してきました。その間、約2ヶ月。ものごとはとんとん拍子で進みました。
津屋崎に決めたわけ
ご主人の洋基さんは東京都葛飾区出身、奥さんの佳子さんは北九州市出身。結婚後5年間、東京で暮らしていました。洋基さんのお仕事はコンピュータープログラマー(兼ITコンサルタント)。年功序列や無駄な会議など非効率な体質を疑問に思い脱サラ、独立しました。現在は、在宅で仕事をしています。
津屋崎に決めた一番の理由は、理想の子育て環境があったからでした。おもちゃやゲームがなくても、海や山など自然とむきあって遊べる場所が近所にたくさんある。公的な育児支援や、ママたちの育児サークルも充実していると感じました。実際に、津屋崎ですれ違った子どもたちが挨拶してくる姿をみて、子どもたちが生き生きと育っていける環境を実感しました。近所の幼稚園を訪ねた時には、広い園庭でのびのびと遊ぶ園児たちの姿をみて「こういう幼稚園に子どもを通わせたい。」と思ったそうです。
また、田舎では東京のマンションの家賃と同額かそれ以下の金額で一軒家に住むことができる、ということも大きな決め手でした。小さな子どもが少々騒いでも周囲を気にせず暮らせることや庭で遊べることはとても重要だと考えていたのです。
自分がより良いと思える環境で子育てができるということが、二人にとってとても大きなきっかけであり、後押しだったのです。
都会の暮らしと田舎の暮らし
「津屋崎の暮らしはどうですか?」と尋ねると、「海ひとつにしても、浜と磯では違った風景を見る事ができるし、田や畑とは全く違った生き物がいる。家の周辺でそれぞれ特色のある風景を目にすることができて、季節の移り変わりも感じられるので、暮らしていてすごくおもしろいです」と佳子さん。「それに、地元の新鮮な食材も置いてあるスーパーが近くにあるので買い物も楽しいんですよ」。都会では、季節を問わず一年中さまざまな食材を手にする事ができるけれど、農薬や添加物、栄養価などを考えると、便利さと引き換えに何か代価を払っているような気がすると語るお二人。お子さんが生まれてから、環境や食事や教育などについてより一層深く考えるようになったそうです。

海渡くんは自転車が大好き
洋基さんは釣りが趣味で、東京にいたときは2~3時間かけて釣りに行っていたそうです。田舎の方に遊びに行こうとすると時間とお金が掛かる都会の暮らし。「生活」と「仕事」と「遊び」、それぞれの場所がはっきり分かれていたそうです。「ここには釣りする場所や、子どもと遊べる場所がたくさんあって気軽に行けます。それに職場が自宅なので、一つの場所で生活も仕事も遊びもいっぺんにしている、今までの日常と非日常が一つになった暮らしですね」と穏やかに話していました。
中村さん一家は毎日の暮らしの中で何に時間をかけ、何を手にしていくかという取捨選択をした結果、子育ても仕事も遊びも、家族みんなが暮らしを満喫できる場所としてこのまちを選んだと言えるかもしれません。お話を聞いている間、同じ空間にいるだけでその雰囲気を感じる事ができ、嬉しく感じました。
(文:坂田聖子)
トップページ




