児玉 麻紀さん
退屈している暇はない
フルート奏者の児玉麻紀さんは16年前に福岡市から福津市に引っ越して来られました。「以前は、面白いものは都会にあると思っていた」という児玉さんは、現在の暮らしを「退屈している暇がないくらい楽しい」と表現します。

児玉 麻紀(こだま まき)さん
音楽で距離がギュッと縮まる
去年の秋、津屋崎千軒には「音楽散歩」という新しいイベントが生まれました。津屋崎千軒を舞台にした回遊展にたくさんの人が集まったことに驚いた児玉さんが、音楽を通してまちを回遊するイベントを思いついたのがキッカケです。その実行委員長を務めている児玉さんは、その役割を「言い出しっぺ」と呼びます。
音楽散歩では、まち全体が会場になります。屋外・酒蔵・古民家などで聴く演奏は、コンサート会場で聴くのとは響きも雰囲気も全く違います。児玉さん自身もかつてお寺などで演奏をした経験がありますが、音楽散歩を通して改めてまち全体を会場にしてみることの面白さを感じています。
みんなで作っていく
イベント当日は予想以上の人が集まり「いい企画ですね」や「いいところですね」などの声がかかります。その評価を、言い出した自分ではなく関わったみんなのものとして受け止められるのは、児玉さんが「音楽散歩は、お互いさまの気持ちを持ちながら、みんなで作っていくところが好き。」という気持ちでイベントを作っているからでしょう。

音楽散歩実行委員会のミーティングの様子~夜の「藍の家」にて
まちのみんなの行事に
今の音楽散歩はまだ、まちの人から見れば「何かしよんしゃーね」と認識されている程度。しかし、将来的には「まちの行事になれば」というのが児玉さんの思いです。今回で2回目の開催になる音楽散歩。今年の実行委員には一般公募で集まったメンバーも加わり、開催に向けて準備中です。こうして「言い出しっぺ」をキッカケに、イベントがどんどん、このまちの「みんなのもの」になっていっています。
そして今年もまた、まちが音楽でおもてなしをする季節がやって来ます。
(取材:四ヶ所)
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